有名な、アリの観察結果って、あるやん。
アリの生態を観察してると、そのうち働きアリは2割、普通のアリは6割、ポンコツアリは2割。
2対6対2の法則。そしてそれを人間社会に当てはめても同じだって言われてたよな。
しかも、働きアリだけを抽出して、彼等だけでコロニーを作っても、その優秀な連中の中で2対6対2の法則が発動すると。
実際に人間社会でもそれに近いことをやってみたことあるのよ。
管理職の時、25人くらいの従業員のうちポンコツの4~5人をクビにしてみたことあった。
古株やベテランにも容赦なく通告したね。怒り狂ってた。だって、旧態依然の仕事しかできないわけ。職場に変化が必要だったのもある。
で、20人残って、それでどうなったと思う?
やっぱ、2対6対2の法則発動なわけです。残した20人のうち2割はポンコツになるわけです。
なんでやろって、理由を考えた。
通信簿と一緒やんな。相対評価と絶対評価で言えば、相対評価になってくるわけ。つまり人間の認知って、自然とそういう仕組みになってるわけだと考えた。
人間関係でも、出来事でも、食事でも、エンターテイメントでも、勝手に2対6対2に分けよる。全部がプレシャスって、ないわけよ。そもそも2元性の世界に生きてるから。
もうね、だからそれから「ワタシみーんな大好き!」とか言ってる輩が嫌いなわけです。そんなわけないやろと。
嫌いなものを排除するのは、まだ、たやすい方だと思うわけですよ。でもね、排除しても排除しても、嫌いなものは無くならないわけ。排除していったら最終的にゼロになるしかなくなるわけ。認知がいつまでも嫌いなものを見つけてしまうわけだから。排除の方向がエスカレートすると世界が縮小して縮小して引きこもって、でも、結局は不快は消えないのよ。どんなに引きこもってもすべて安楽というのはあり得ない。今まで好きだったものの中にさえも嫌いを見つけたがる、それが我々の認知だから。
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