気付いたこと

つれづれ

いつものように深夜1時に仕事が終わった。

その日は郵便の不在票が入っていて、帰り道に郵便局へ向かった。

 

深夜1時、やはり人影はない。
中に入り呼び鈴を押すと、ピンポーンという音がして。
しばらくすると60歳前後のおじさんが出てきた。

僕「これお願いします」と伝票を渡すと

おじさんは「少々お待ちください」といい奥へ入って行った。

 

ガサガサ‥

 

奥でおじさんが右往左往している姿が見える‥

 

 

なかなか見つけられない様子

 

まだかな‥‥

きっと若い頃の僕だったらイライラしていただろう。
しかしその日は、必死に探している姿がなんとなく父の姿と重なった。

 

じっとおじさんを見守った

 

暇だったので周りに目をやると自販機が目に入った!
おじさんコーヒー飲むかな?と急に思った。

自販機にお金を入れホットコーヒーのボタンを押した。

缶コーヒーをポケットに入れ、まだ探してくれているおじさんを見守る。

 

何分たっただろう‥

同じ場所を何度も往復していた。

 

やっと見つけ出したようで、足早に「すいません、お待たせして」と言いながら荷物を持って近づいてきた。

 

僕は荷物を受け取ると同時に
「コーヒー飲まれますか」と缶コーヒーを差し出した。

 

おじさんは驚いた顔をした

 

僕「遅くまでありがとうございます。良かったらどうぞ」というと、おじさんは素敵な笑顔を見せてくれた

 

おじさん「いえいえ、これが仕事ですので」と遠慮がちにコーヒーを返そうとする

僕「いいんです、良かった飲んでください」

おじさん「ありがとうございます」と頭を下げて素敵な笑顔を見せてくれた。

僕はおじさんに軽く会釈して帰った。

 

帰りながら、おじさんの笑顔が忘れられずとても幸せな気持ちになれた。

 

今までなら長い間待たされてイライラしてたけど、その時の自分の行動に自分で驚いている。
でもおじさんの笑顔をみて、僕が欲しいと思っているものが少しだけ見えた気がした。

 

人に何かあげるなんてしたことなかったけど、やってみると気付くことがあった。

 

笑顔って素敵だな。

この記事を書いた人
KAZUKI

幼少期は泣き虫でいじめられっ子、家庭のトラブルもあり無口な性格はとなっていく。中学生の時に空手と出会い人生が変わり始める。格闘技の楽しさに目覚めプロになるため、ひた走るがプロデビュー戦を最後に引退。試行錯誤の末に、白衣の天使に憧れて30歳を前に学校へ!いざ、輝く世界へ‥
しかし、そこに天使などいなかった!
そして今、人生の岐路に立つ。

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