3月11日によせて

つれづれ

空と地の区別がなくなるほどに暗く深い闇。

その闇が深まるにつけ僕は口をつぐみ、彼は饒舌になる。

 

彼は沈黙という技法を使って語る。

その声を聴くには人が寝静まりかえる時間まで、じっと待たなくてはならない。

 

それを聴くにはイヤフォンなんかより、孤独が必要だ。

大人が寝静まったのを見計らって、すべての電子機器を池に放り投げた。

 

そうして僕は彼に備える。

 

彼がひたひたとやってくる。

息を飲む。

 

彼の沈黙と僕の孤独がユニゾンし、彼の声が自分の声になる。

ああ。その響きの、ハーモニーの、なんと甘美なことよ。

 

遠く離れた君にも、聴かせてあげたいんだ。

そして闇を見せてあげたい。

 

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