痛みが快感に変わるとき

痛いっ!!

よく聞く言葉である。心と体、痛みには種類がある。ここでは格闘技をやってきた経験から、体の痛みについて触れていきます。

僕が空手を始めたのは中学2年の時だった、それまで大人しい性格だったので、喧嘩をしたこともなければ殴られた経験などなかった。寸止め(相手の一寸手前で止める)空手だったのだが、やはり勢い余って当たることは多々ある。その度に、ゔ〜‥っと痛みに耐えながら稽古をしていた。しかし、自分からやりたいと言い出して始めたことだし、一緒に稽古する仲間がいたので、辞めることはなかった。

 

ある時、痛みに悶えていると師範から「ビール瓶で叩いて骨を強くするんや!」

と言われ、素直だった僕は毎日家に帰るとビール瓶で自分の骨を叩いていた。今思うと危ない子だったな‥

 

そんなこんなで少しずつ痛みには強くなってはいったが、痛いものはやはり痛かった!

ある時、県で行われる強化合宿に参加した。そこには見るからに危なそうな指導員の先生方が!

先生に向かって、突きや蹴りを繰り出して挑んでいくのだが、見事に受けられ攻撃したはずの自分が悶絶する‥

電柱を蹴ったみたいに、先生方の骨が異常に硬いんですよ!

 

「はっはっは、痛みってのは快感にかわってくるんや!」

なんてよう分からんこと言うてるし。その当時の僕は

「痛み=快感」なんて理解出来なかったのですが、数年後これが分かる時がやってくるんです!

 

高校を卒業からも寸止め空手をやっていたのですが、その当時はK-1という格闘技ブームで影響されやすい僕は本気で殴り合ってみたいと思い、単身で関西のキックボクシングジムに飛び込むこととなります。

空手をやっていたので、なんとなく出来るつもりでしたが、寸止めと違ってリングでは本気で相手が自分を倒しにくるから、マジ怖かったですね。そこで人生で初めて、マットに沈むという経験をしました。殴られた瞬間、目の前に床があるんですよ、足に力入らないし、アレー?って感じ。でも、なんか気持ちよかったです。笑

 

ジムで練習してて下手くそだったからよく倒されました。でも、痛いし逃げたい!って気持ちと同時にワクワクしてる自分がいることに気付いたんです。

本気で相手が向かってくるから、自分もやり返さなきゃってワクワクが止まらなくなって、殴られると自然と笑みが漏れるようになってました!笑

殴られてるのに笑いながら向かってくる奴なんて、知らない人がみたらきっと怖いよねー!笑

この頃になって学生時代の危ない先生の言葉を思い出しました。痛みってのは突き詰めていくと、いつしか快感に変わってくるんだなって!

僕はキックボクシングで10戦ほど戦いましたが、いまはリングの上での痛みや恐怖に比べたらこんなもの大したことないわ!って考えて日々を乗り越えております。

 

今回は体の痛みの話でしたが、心の痛みにも同じことが言えると僕は思っています。

まだ、痛いのが苦痛だと思っているうちはまだまだ鍛錬が足りないんですよ。逃げないであと少し踏ん張れば快感に変わってくるはずですよ!

 

この記事を書いた人
KAZUKI

幼少期は泣き虫でいじめられっ子、家庭のトラブルもあり無口な性格はとなっていく。中学生の時に空手と出会い人生が変わり始める。格闘技の楽しさに目覚めプロになるため、ひた走るがプロデビュー戦を最後に引退。試行錯誤の末に、白衣の天使に憧れて30歳を前に学校へ!いざ、輝く世界へ‥
しかし、そこに天使などいなかった!
そして今、人生の岐路に立つ。

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