つれづれ

カモメの背を見ながら⑪

洗い上げられた食器は、受け役のオオタニさんのもとに運ばれる。 食器は不ぞろいにコンベアに乗っている。洗いたてのそれらは、ともすれば素手で触れないくらい熱い。 おもちゃのようなお皿やボウルが、キラウエア火山の火口から流れ出たマグマのように...
つれづれ

気付きとは

夜明け前、ワシはあるパワースポットを目指して車を走らせていた。 その場所とは、山形県南陽市宮内にある 熊野大社だ。 行かなければならないと感じた理由だが、【この場所すごく気になる】と 思った翌日から...
追想

カモメの背を見ながら⑩

夏休みに入り乗船客が増えるにつれ、ぼく達の仕事もなかなか大変になってきた。洗い場に運ばれるトレーや皿の量も度を超す。家族連れ、合宿に行く学生、老人会などの団体客の歓声が朝晩の食堂にこだまする。 基本はセルフサービスのレストラン...
つれづれ

きみのうたを聴かせてくれよ

都会のアスファルトの海やコンクリートの森は、何かを象徴している。 それは人の心のありさまに違いなくって、街に居る人の心は、硬い何かで覆われがちだ。 それはそうしないと自分を守れないから。 ゆるむことは、他者に付け入る隙を与えること...
追想

カモメの背を見ながら⑨

「きたかみ」は、苫小牧と仙台の間を延々と往復する。 夕方に苫小牧を出航すると約15時間かけ翌日に仙台に着く。そして停泊し夕方に仙台を出航するとまた約15時間かけ苫小牧に着く。 着岸、停泊、出航。ひたすら、着岸、停泊、出航その繰り返し...
How to

その悲しみはおともだち

おじさんいま、50歳。 どんな子供だったのかって? そのへんによくいる、「なぜなに坊や」だったよ。 「どうして?なぜ?なんで?」っていつもお母さんに聞いてたね。 学校は嫌いだったね。いちばん知りたいことを教えてくれないん...
追想

カモメの背を見ながら⑧

朝の食事が終わると休憩に入る。オオタニさんとぼくは各々のベッドにもぐりこんで本を読んだり睡眠をとったりする。オオタニさんは小説が好きなようであった。 「幅広く知識を身につけるには小説が一番なんだ。プロの作家は、よく調べたりよく取材して...
追想

カモメの背を見ながら⑦

アラームをセットしていた携帯電話が震え、目を覚ます。 「よく眠れました?」 「ああ。揺れがひどかったけれどね。あまりの揺れに、背中が指圧されているような感じだったよ。でもやっぱ酒を飲むと違うね。眠れる。」 「ぼくは逆ですね...
追想

カモメの背を見ながら⑥

オオタニさんは、50歳近くの、小さなファンドを経営している社長だ。お客さんのお金を預かって30億円ほど運用しているという。オオタニさんは今のところ資産が三億「しか」ないのだと言う。せめて六億ないとファンドの仕事をリタイア出来ないのだという。...
健康

早く風邪を治す方法

みなさん おはようございます!シンナリヤです。(^^) みんなも風邪をひいては、仕事を休んだ経験あると思う。 看護師でもあるワシは、薬剤師さんから早く風邪を治す方法を聞いた。 その方法とは! ...